丸山太郎のコレクション約6,800点のうち、ガラス器類は350点に及びます。吹きガラス、型ガラス、再生ガラス、外国の酒瓶、ろうそく立て、ランプなど、用途、形、色の違う様々なものを蒐集しています。誰もが日常の生活で使っていたような品々で、ガラス素材にありがちな冷たい印象はなく、むしろ心地良い和みとぬくもりさえ感じられます。
『民藝』(昭和41年8月)で丸山太郎は、「ガラスの美」と題して、随筆を発表していますが、そのなかで、“時代の古い良いガラス器は非常に高価なもので手の届くものではない、もっと身近な田舎の道具屋にでも出る厚手の安ガラス器にも大変心をひかれる美しいものがある”と述懐しています。
今回は、美しいものが美しい、彼の審美眼にかなったガラス器の中から、半数以上を一挙公開します。
- 会場 松本民芸館
- 住所 松本市里山辺1313-1
- TEL 0263-33-1569
- 開催時間 9:00〜17:00(入館は16:30まで)
- お休み 月曜(祝日の場合は翌平日)
- 料金 大人310円、中学生以下無料(20名以上の団体は200円)
- URL https://matsu-haku.com/mingei/