手塚治虫の医療マンガ『ブラック・ジャック』は50年前の1973年に登場しました。手塚治虫が切り拓いた“MANGA”、“ANIME”の世界はいま、世界中の人々にリスペクトされる大きな文化となっています。『ブラック・ジャック』は、多くの医療従事者に影響を与えたといわれており、そこに込められたテーマやメッセージは、いまの人の心にも深い感銘を与えることでしょう。
顔に傷のある黒ずくめの天才外科医ブラック・ジャックと彼が創造した“18歳で0歳”の女の子ピノコ。強力なキャラクターたちが繰り広げる物語は、人間や生きものの命とそれを救う医療、人としての生きざまや、「医者は何のためにあるのだ」という根本的な問いにまで至る、数多くのテーマから紡ぎ出されます。本展では、『ブラック・ジャック』をとおして、誕生秘話から、手塚治虫の深いヒューマニズム、コロナ禍を経た今見ても斬新に感じる医療のリアルな描写など、作品の魅力を存分に解き明かします。
『ブラック・ジャック』を深くまで知る人、初めて知る世代など、すべての人に向けて、その魅力を余すところなくお楽しみいただける特別展です。
- 会場 松本市美術館
- 住所 松本市中央4-2-22
- TEL 0263-39-7400
- 開催時間 9:00~17:00(入場は16:30まで)
- お休み 月曜(4/29、5/6は開館、5/7は休館)
- 料金 大人1,500円、大学高校生・70歳以上の松本市民1,000円
※オンラインチケット割引、コレクション展示との共通券あり
※中学生以下無料、障がい者手帳携帯者とその介助者1名無料
※前売券と20名以上の団体は各200円引き - URL https://matsumoto-artmuse.jp/