※2015年の企画のため終了しています。
戦後の建築を考える場合、都市との関係のなかで考えていくことになりますが、大別すると「住む」「働く」「遊ぶ」という機能に分けられます。この展覧会で紹介する建築は、その中でも「住む」という点に焦点をあて、丹下健三の《自邸》(1953)から伊東豊雄の《中野本町の家》(1976)、安藤忠雄の《住吉の長屋》(1976)まで、16人の建築家による個人住宅をご紹介します。人間の私的な居場所である住空間に建築家が芸術性をも視野に入れ、どう取り組み解答をひきだしてきたのか。戦後から70 年代までの住宅建築の流れをそのコンセプトとともに探ろうとするものです。今日、さまざまな様相の見られる住宅ですが、この展覧会がそうした住空間を見つめ、思索を深めながら新たな視点を提供できる機会となれば幸いです。
特別編集号『柚木沙弥郎 今に生きよ』
当初、オフィシャルガイドブックで掲載を予定していた内容を編集。オンライン購入もできます。
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